SEO初心者必見!ペンギンアップデート3つの基礎知識と唯一の対策
「ペンギンアップデート」という言葉を聞いたことありませんか?
ペンギンアップデートはGoogleの検索エンジンのアップデートの1つです。2012年以降、悪質なSEO対策を行ったサイトの評価が下がるようになりました。
ペンギンアップデートはGoogleの検索順位に大きく影響しています。つまりペンギンアップデートを知ればあなたのWebサイトを上位表示させることができるはずです。
それでは今回はペンギンアップデートについて詳しく見ていきましょう。
1:ペンギンアップデート3つの基礎知識
まず大前提として、Googleは大きく2つの要素で検索順位を決定しています。
- Webサイトの内容
- 外部からの評価
ペンギンアップデートは「外部からの評価」に焦点を当てたアップデートで、同時に語られることが多いパンダアップデートは「Webサイトの内容」に焦点が当てられています。
1-1:ペンギンアップデートとは
ペンギンアップデートとは、Google検索エンジンのアルゴリズムのアップデートの1つです。特に低品質なリンクなど、悪質なSEO対策を施したWebサイトの検索順位を下げるといった内容になっています。
簡単に言うとGoogleの検索順位を決める評価ロボットがいて、そのロボットの評価方法が変わったということです。やましい方法を使ったサイトは評価が下がり、正しい方法を使ったサイトが上位表示されるようになりました。
このように悪質なサイトと優良サイトを「白黒つける」ことからペンギンアップデートと呼ばれます。
1-2:アップデートの経緯と評価が下がる対象
ペンギンアップデートで主に取り締まられるのは低品質な被リンク作成です。
被リンクというのは、外部サイトに張られた自分のサイトへのリンクです。被リンクは本来「このコンテンツおもしろい!」「このサイトの説明分かりやすい」など、自然に良いコンテンツに対して貼られるものでした。このことから以前のGoogleは被リンクが多いWebサイトを単純に評価していました。
しかし被リンクを自作自演したり、業者に頼んで大量に被リンクを張ってもらったりすることで検索順位を上げるWebサイトが少なからず存在したのも事実です。
このような低品質な被リンク作成を筆頭に「ウェブマスター向けガイドライン」に反する行為を検索結果の上位に表示させないようにするためにペンギンアップデートが行われました。
例えば以下のような行為がペンギンアップデートで評価低下の対象になります。
- 悪質な被リンク
- クローキング
- 隠しテキストや隠しリンク
悪質な被リンク
業者に金銭でリンクを依頼する行為や隠しリンク、内容と全く関係ないコメント欄からのリンク、自作自演のリンクなどが悪質な被リンクとされています。
クローキング
Googleはクローラーと呼ばれる検索ロボットでWebサイト上を循環して情報を収集しています。人間が目視するサイトとクローラーが読み取る内容を不一致させる行為です。
隠しテキストや隠しリンク
ユーザーが見えないようにテキストやリンクを表示させることです。例えば白の背景に白文字で記述したり、テキストの上に画像を配置して見えなくしたり、フォントサイズを0に設定したりする行為が当てはまります。
これ以外にもGoogleの「ウェブマスター向けガイドライン」に反する行為は取り締まりの対象になるので必ず確認しておきましょう。
1-3:ペンギンアップデートの過去と現在
Googleは常にユーザーの利便性を考えて検索結果を表示するように心がけています。
悪質なSEO対策を施しているWebサイトが検索結果に上位表示されればユーザーの利便性を損ねるということで、検索エンジンを日々アップデートしているのですね。
ペンギンアップデートは過去に7回行われています。
1回目 2012年4月24日 ペンギンアップデート1.0
2回目 2012年5月26日 ペンギンアップデート1.1
3回目 2012年10月5日 ペンギンアップデート1.2
4回目 2013年5月22日 ペンギンアップデート2.0
5回目 2013年10月4日 ペンギンアップデート2.1
6回目 2014年10月17日 ペンギンアップデート3.0
7回目 2016年9月23日 ペンギンアップデート4.0
最新のペンギンアップデート4.0ではペンギンがGoogleのコアアルゴリズムに組み込まれることが発表され、リアルタイムに検索結果に影響されるようになりました。
つまり現在を含む2016年9月以降、悪質なSEO対策を行っているサイトはリアルタイムで評価が下がる(検索順位が下がる)ようになっているということです。
2:ペンギンアップデートで評価を下げない唯一の対策
ペンギンアップデートによってサイトの評価を下げない為に、必ず行わなければならな唯一の対策があります。この対策には専門的な知識は全く必要ありません!
この唯一の対策が「ウェブマスター向けガイドライン」に従い、良質なWebサイトを作成することです。
それでは詳しく確認していきましょう。
2-1:ウェブマスター向けガイドラインにそったWebサイト制作
1章でも何度かお話しました「ウェブマスター向けガイドライン」はGoogleが発表しているWebサイト作成の攻略本のようなものです。Googleの思う理想のWebサイトを作成することが基本であり、最大のSEO対策ともいえるでしょう。
ウェブマスター向けガイドラインは大きく2つの項目があります。
ペンギンアップデート最大の対策は「品質に関するガイドライン」で使用しないよう定められている手法を用いないようにすることです。
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コンテンツの自動生成
リンク プログラムへの参加
オリジナルのコンテンツがほとんどまたはまったく存在しないページの作成
クローキング
不正なリダイレクト
隠しテキストや隠しリンク
誘導ページ
コンテンツの無断複製
十分な付加価値のないアフィリエイト サイト
ページへのコンテンツに関係のないキーワードの詰め込み
フィッシングや、ウイルス、トロイの木馬、その他のマルウェアのインストールといった悪意のある動作を伴うページの作成
Google への自動化されたクエリの送信
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これらの行為を行わなければペンギンアップデートでサイトの評価が下がることはないでしょう。検索エンジンのことではなくサイトを見る人を意識し、自然に被リンクがつくような良いコンテンツを制作することが重要です。
3:サーチコンソールを使って被リンクをチェックしよう
意図しない被リンクが低品質なリンクと判断されてしまうことも少なからず存在します。そのため自身のwebサイトがどこのサイトから被リンクを受けているかをチェックし、評価を下げていると思われるリンクに関しては「リンクを否認」することで評価を回復させてあげましょう。
3-1:サーチコンソールとは
サーチコンソール(Seach Console)とはGoogleが無料で提供する、自サイトの情報を収集できるサービスのことです。
同じくGoogleが提供しているサービスにGoogleアナリティクスがありますが、こちらはサイト内の滞在時間などの「サイトに訪れた後」の情報に特化しています。
一方、サーチコンソールは「サイトを訪れる前」の情報に特化しているという特徴があり、例えばこんな情報を得ることが出来ます。
- どんな検索ワードでサイトを訪れたのか
- どこに被リンクが張られているか
- Googleからのメッセージ
サーチコンソールを使えば被リンクが張られているサイトを確認することができ、さらに「リンクを否認」することができます。この機能を用いれば評価を下げているリンクを無効にし評価を回復させることができますよ。
まとめ
ペンギンアップデートは悪質なウェブサイトの評価を下げるためにGoogleが行った検索アルゴリズムのアップデートでしたね。
被リンクの自作自演など、低質な被リンクを行っていたサイトの評価が下がり、質の良いコンテンツが上位表示されるようになりました。
GoogleはGoogle検索を使ってくれるユーザーを1番に思い、検索結果をユーザーが求める検索結果が表示されるように日々改善を加えています。
Googleの考えの塊である「ウェブマスター向けガイドライン」に沿ったWebサイトを作成することが、最強のSEO対策であることは間違いないでしょう。